「読んだら泣くわ」泣くなら読むわ

idog貰いました

「雲出づるところ」(土田世紀)を読みました。編集王などで有名な作者です。
ありふれた悲劇、げってなる熱さ、退いてしまいそうなテーマなのに大きく踏み込んで描ききっている。
きっついテーマは表面だけ舐めてメッセージを散らしてプチ大作(例・無免許医師によろしくやエヴァ以降のあっち系)ってのが多い中で、かなりの好感触。
そういうんだったらデ・ジ・キャラットの類、関係性を投げやっちゃった方がいっそ気持ちいいから。
肌に合わない人は肌に合わないと思うんでご了承ね。


帰り道本屋でわっさりお買いもの。婦人画報とエルマガ(文房具特集)と美人の日本語とSKAT vol.4。
日本語ブームですね。嵐の後どんだけ残るんでしょうか。美人の日本語は、嘘っぽいタイトルを裏切って「暮らしの手帖」方面。
SKATはキャッチコピーの公募から選ばれた優秀作品と講評。前回vol.3から続けて購入しています。
ぐっと掴んでやることだけに特化された一行がめくるめく仕掛けてくる。1ページごとに耳下のリンパが快感で震える。
俳句より短い天才派ボクシング。作品の傾向偏らなければ、来年も買うよ。