マスター

攻撃は最大の防御っすよ。朗らかに斬り込んだ方の勝ち、欲望の視線に晒される前に、カメラ目線で笑うが得策です。
そんなんで、今日までやってこれました。いまんとこ周りってつまんないなと侮ってました。
今晩、誤った認識を思い知らされました。こんなの初めてだったんだって。
ナナメに構えた私を組み敷くあなた。見下ろされる視線によって、「で」が「が」に剥けていく快楽と恥辱。
負けた理由がわかりません。素早さ?それとも防御力か、なんだろう。意気がるベクトルを逆に利用されたのか。
原因が思い当たらないなんて完全な敗北だ。嬉しいが悔しい。くそう、変態め。