家政婦は見た

主婦の赤ん坊が肺炎に罹って、今日から入院と聞き、お見舞いに行きました。
恐る恐る病室を訪ねると起き上がっているのすけさん(2歳弱)がいました。急性症状は落ち着いたらしく経過を見るとのこと。
主婦は退院まで寝泊りする覚悟。何か必要なものはあるかい?
さっきパパがだいたい持ってきてくれたんよ、あー、オムツ欲しい、ああ冷蔵庫の生肉腐りそうだな、あと洗濯・・・と。
よっしゃ優秀なお手伝いさんに任せろ。


彼女の家に着くと内側からドアが開き、パパが顔を覗かせる。
よう旦那ひさしぶりっす。のすけさん強い子でよかったっすね、なんすかその引きつり笑い、中にコレ(小指)でもいるんすか?まあまあ(靴を脱ぐ)・・・
「お邪魔します」と言う前に、奥から「お邪魔してます」の声。わお、ホントにいたよ
高校生風のファッションにメガネの女の子がゲームをしている。旦那の趣味だ、違いない。えーと、社交辞令スイッチ入ります。


空気を読む彼、やがて沈黙が訪れる。
部屋に女が2人、男が1人と包丁があるんですよ!誤解は一つの真実にたぶんなり得ちゃうんですよ!!
昼ドラにありがちな展開…には至りませんでした。
実際は3人ともいい子です。だらしない予定調和というムードで、今日のところは勘弁してください。