1問(100点)

「女体化とふたなりについて」
女体化とふたなりは、異性の身体へ変態するシチュエーションとして過去より多くの作家に利用されてきました


女体化とは、男性がある日を境に、思考はそのまま体だけ女性へ変わってしまうというものです
男として生まれ育ち状況判断力に長けたキャラクターが、身体の変化に混乱して自らの立ち位置を組み直そうとする場合
その精神状態に萌えの有意性があることは認めざるを得ないでしょう


ふたなりとは、あるタイミングにおいて女性の下半身に男性の機能が加わるもので、多くは成人誌上で展開される傾向にあります
この「思わぬところで権利を得たが使い道を理解しきれない」状況は攻め役として必ずしも望ましいとは言えません
ですので、多くは性役割ではなく、性感帯としての身体性へフォーカスが当てられます


このように似て非なる両者ですが、どちらも物語の発端はある共通した土台に支えられています
それはジェンダーとも呼ばれる、男は男らしく、女は女らしくあるべきという観念や、性差における価値観です
ここへは、男尊女卑や処女性という古くから信じられてきた幻想も含まれています


女体化とふたなりは、これらの価値観にのっとり利用することで成長発展を遂げてきました
スタート地点にジェンダー思想があり、そのうえでタブーとされる異性の壁を自由に踏み越えてゆく
今は数あるシチュエーションのなかのひとつであったとしても
これらが既存の性差や観念を、いつの日か間接的に覆していく可能性もあるのではないでしょうか




上の文章を読み、作者の考えに最も近いものに丸をつけなさい

1.あの同人作家のデ○ノL月女体化SSもっと読んどくんだった

2.あの同人作家のデ○ノNM女体化SSもっと読んどくんだった

3.ハルヒって都合良さ過ぎないか

(3択)15分